With Smooth
京都で創業40年を越える私たちかもがわバイクは、2021年ある1つの想いを下に、それを現実化するための自転車製作をはじめました。
それは”京都で一番走りやすい自転車、身近な魅力を再発見してもらえるような自転車を作ろう”という事。
きっかけとなったのは、現在もまだ収束していない流行病の登場。大きな規模で拡大したその影響で私達の日常が変化いたしました。京都の街も例外ではなく観光客、インバウンド需要が減り街の賑わいが激減、それが、この自転車を作る最初のきっかけに。
京都で一番走りやすい自転車で、京都の街をお散歩。車でも電車でもなく、自転車ならではのローカルな目線で魅力を発信し続ければ、微力ながら活気や復興のお手伝いになるのではないかと考えたからです。
それを実現させるために、繰り返し街を自転車で走り、まず京都で一番走りやすいとは何か?をみんなで検証しました。
・交通事情
・道の狭さ
・建物間口の狭さ
・街の構造(碁盤の目、一歩通行の多さ等)
・観光地の人の多さ
・道の質の多様性
・坂道の多さ
・端から端まで行けてしまう町の規模
・自転車走行禁止エリアの存在...等々
実際に走ってみると問題が沢山。その問題点を解消できる形状はなにか?装備は何か?省くものはなにか?1つ1つ検証をしながら製作を進め形にしてきました。
またそれと平行しながらお散歩時に発見した街の魅力の発信。自転車で街を巡ると、知っているようで知らなかった事、近すぎて逆に知ろうとしなかった事など、目を向けると身近には、こんなに新しい発見やワクワクが溢れているんだなという事を実感。
でも、この感覚は京都だけのもの?当初は「京都を知る」という思いでスタートしたkamogawabike
身近な発見やワクワク。これは、京都に限らずどの地域のでも共通して体験できるものではないのか?自転車を漕いでる時の爽快感も地域は関係ないのではないか?
自粛が続いたコロナ期間、旅行に行きたくても行く事ができず、遠くに想いをはせた方も多かったと思います。けれど、そんな時代だからこそ身近なモノや場所を見直し、そこに新しい何かを見つけた時の喜びやワクワク感。
何気なく思いついた場所へふら~っと出かけてみる。最近知ったカフェでお茶をしてみる。お天気がいいので近くの河原に行ってみる。
思いついた時、思うように、ストレスなく行動できる幸せ。機会を滞らせないスムーズな自転車。そんな自転車でマチ、コト、モノ、ヒト、身近な発見へと繋がり、自分のコミュニティが広がる体験。
これが、かもがわバイクの目指す姿へと変化いたしました。
きっとどこにでも発見はある、次はどんな発見と出会えるのだろう
少し視点を変えれば、何でもない日常がワクワク感に変わります♪